葬儀を営む際には、葬儀会館や斎場を決めれば、後は葬式の進行等は葬儀社の担当の方の指導もあり、心配する事無く営む事が出来ます。
しかし、最近は人口の都市集中化と高齢化により亡くなられる方が増えている事から、葬儀会館を決めても、通夜・葬儀を自分達の都合に合わせて営む事が出来ない事が増えているのです。
葬儀を営むには、葬儀会館に空きがあり、お寺さんの都合が付き、しかも近隣の焼場にその時間帯に空きがなければならないのです。
高齢化の進行で需要が増大している事から、葬儀会館や家族葬専用会館等も増えています。またお寺さんは、菩提寺があったり檀家である場合には、その都合もあるでしょうが、葬儀社から紹介を受ければある程度自由が利くものです。
しかし、絶対的に不足し始めているのが焼場、斎場です。葬儀会館や家族葬会館の建築時にも周辺住民から反対運動が起こる場合もありますが、焼場や斎場を新設するとなるとそんな比ではない反対が起こるのです。自治体が予算を割いて増設しようとしても、迷惑施設として思う様に増設できないのです。
東京では、3~5日焼場待ちが当たり前の自治体もありますし、大阪でも徐々にタイトな状況になって来ています。
葬儀を営む際には、遺族の都合もあるでしょうが、こうした状況から思う様な日程で営めない事もある事を知っておくことも重要でしょう。